ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。
オクシズ [エリーゼ日記]
3月4日は久しぶりにエリーゼの屋根を開けてドライブ。
うららかな春の日差しの中、オクシズこと奥静岡は南アルプスの麓にある赤石温泉までツレと2人で行ってきた。
朝は8:30に家を出て、新東名の新静岡ICまでワープ。
日焼け止めをしっかり塗って、静岡県道40号を北上した。
途中でナビが、チェーン規制がかかっているから引き返せと命じるが、かまわず山奥へと続く田舎道をひた走る。
県道189号に入ってややもすると、1車線の細いくねくね道になりアスファルトがデコボコに荒れ始めてくる。
エリーゼにはやや辛く、ガタンとギャップを越えればドライブレコーダーが反応して自動録画を始めることもしばしばあった。
標高を上げると空気がひんやりとしてくるが、それでも数日前までの寒さに比べればずっと快適。
富士見峠についても富士山は見えず、反対方向の大無間山 には春霞がかかっている。
峠を越えて10分ほどで、井川ダムに到着。
中空重力式のダムは芦ノ湖ほどの広さの井川湖を背負うが、この日はかなり水位が低かった。
堤体を裏から見ると、半分ぐらいが露出してる感じだな。
南アルプスから注ぎ込まれる雪解け水に備えて水位を下げているのだろうか。
ここでちょうどお昼時。
大井川鐵道の終点で、観光客が多いだろうから美味いもの屋もすぐ見つかるだろうと、何もプランを立てずに来たけど甘かった。
井川駅の駅前には小さな商店が1軒あるだけで、営業しているのかわからないほど人の気配がしなかったので、そのまま通過して、スマホの地図アプリで見つけた井川農林産物加工センター「アルプスの里」に立ち寄った。
山菜そばでも食おうかと思って注文カウンターに立つと、目の前に「日本初 中空重力式ダムカレー」とある。
一瞬、堤体を模したライスが中空なのかと思ってしまうけど、さすがにそれはないよね。
注文してみたら、カレーのほかに手造り感いっぱいの、カブの漬け物やらこんにゃくが付いてきた。
カレーのお味も、家庭的なオカンカレー。
ライスが四角い以外の特徴はない、安心の凡カレーである。
ライスの上に乗っているのはカボチャ。
メニューの写真ではベビーコーンだったけど、この配置は井川ダムのクレストゲートを表現しているのだろうか。
お盆には、中空重力式ダムの構造を解説する紙切れも付いてきた。
が、これはそうとう想像力を働かせないとわかりにくい。
昼飯の後は、県道60号を一番奥まで進んで畑薙第1ダムまで足を伸ばした。
ここから先は一般車は通行止めだが、ここから大井川のはるか上流には山小屋があり、夏は送迎バスが運行されているらしい。
奥に見えるのは荒川岳だろうか。
主峰は日本で5番目に高い3140m。
いつか登ってみたいものだ。
険道ドライブを楽しんだあとは、畑薙第一ダムと第二ダムの間にある、赤石温泉「白樺荘」に立ち寄った。
駐車場から歩いていると、ツレが何かを見つけて声を上げた。
「なにあれ!?イノシシ?」
見れば、道を挟んで向かいの敷地にニホンカモシカが何かを食べている。
砂利の敷かれた地面にドングリでも転がっているのだろうか。
5mぐらいまで近づいても、顔を上げずに夢中で食ってる。
3mまで近づいたところでわたしと目を合わせて、様子をうかがっている。
左目は病気か何かで白く濁っている。
ジャリッとわたしが一歩踏み出そうとした瞬間に、逃げ出した。
野生のカモシカに遭遇したのは生まれてこの方初めてだ。
さすが、南アルプス。
赤石温泉は温度低めのヌルヌル温泉。
山を眺めながらいつまでも浸かっていられるぬるさ。
これでビールでも飲めたらサイコーだろうな。
春の昼下がりをのんびり過ごして風呂から上がり、ほこほこした気分で険道60号を下って帰った。
欲を言えば、大井川鐵道のアプト線にも乗りたかったけど、思っていたより時間を費やしてしまったので今回は見送り。
また今度、乗りに来よう。
さて、つぎは大阪方面にでも遊びに行ってみようかな。
うららかな春の日差しの中、オクシズこと奥静岡は南アルプスの麓にある赤石温泉までツレと2人で行ってきた。
朝は8:30に家を出て、新東名の新静岡ICまでワープ。
日焼け止めをしっかり塗って、静岡県道40号を北上した。
途中でナビが、チェーン規制がかかっているから引き返せと命じるが、かまわず山奥へと続く田舎道をひた走る。
県道189号に入ってややもすると、1車線の細いくねくね道になりアスファルトがデコボコに荒れ始めてくる。
エリーゼにはやや辛く、ガタンとギャップを越えればドライブレコーダーが反応して自動録画を始めることもしばしばあった。
標高を上げると空気がひんやりとしてくるが、それでも数日前までの寒さに比べればずっと快適。
富士見峠についても富士山は見えず、反対方向の
峠を越えて10分ほどで、井川ダムに到着。
中空重力式のダムは芦ノ湖ほどの広さの井川湖を背負うが、この日はかなり水位が低かった。
堤体を裏から見ると、半分ぐらいが露出してる感じだな。
南アルプスから注ぎ込まれる雪解け水に備えて水位を下げているのだろうか。
ここでちょうどお昼時。
大井川鐵道の終点で、観光客が多いだろうから美味いもの屋もすぐ見つかるだろうと、何もプランを立てずに来たけど甘かった。
井川駅の駅前には小さな商店が1軒あるだけで、営業しているのかわからないほど人の気配がしなかったので、そのまま通過して、スマホの地図アプリで見つけた井川農林産物加工センター「アルプスの里」に立ち寄った。
山菜そばでも食おうかと思って注文カウンターに立つと、目の前に「日本初 中空重力式ダムカレー」とある。
一瞬、堤体を模したライスが中空なのかと思ってしまうけど、さすがにそれはないよね。
注文してみたら、カレーのほかに手造り感いっぱいの、カブの漬け物やらこんにゃくが付いてきた。
カレーのお味も、家庭的なオカンカレー。
ライスが四角い以外の特徴はない、安心の凡カレーである。
ライスの上に乗っているのはカボチャ。
メニューの写真ではベビーコーンだったけど、この配置は井川ダムのクレストゲートを表現しているのだろうか。
お盆には、中空重力式ダムの構造を解説する紙切れも付いてきた。
が、これはそうとう想像力を働かせないとわかりにくい。
昼飯の後は、県道60号を一番奥まで進んで畑薙第1ダムまで足を伸ばした。
ここから先は一般車は通行止めだが、ここから大井川のはるか上流には山小屋があり、夏は送迎バスが運行されているらしい。
奥に見えるのは荒川岳だろうか。
主峰は日本で5番目に高い3140m。
いつか登ってみたいものだ。
険道ドライブを楽しんだあとは、畑薙第一ダムと第二ダムの間にある、赤石温泉「白樺荘」に立ち寄った。
駐車場から歩いていると、ツレが何かを見つけて声を上げた。
「なにあれ!?イノシシ?」
見れば、道を挟んで向かいの敷地にニホンカモシカが何かを食べている。
砂利の敷かれた地面にドングリでも転がっているのだろうか。
5mぐらいまで近づいても、顔を上げずに夢中で食ってる。
3mまで近づいたところでわたしと目を合わせて、様子をうかがっている。
左目は病気か何かで白く濁っている。
ジャリッとわたしが一歩踏み出そうとした瞬間に、逃げ出した。
野生のカモシカに遭遇したのは生まれてこの方初めてだ。
さすが、南アルプス。
赤石温泉は温度低めのヌルヌル温泉。
山を眺めながらいつまでも浸かっていられるぬるさ。
これでビールでも飲めたらサイコーだろうな。
春の昼下がりをのんびり過ごして風呂から上がり、ほこほこした気分で険道60号を下って帰った。
欲を言えば、大井川鐵道のアプト線にも乗りたかったけど、思っていたより時間を費やしてしまったので今回は見送り。
また今度、乗りに来よう。
さて、つぎは大阪方面にでも遊びに行ってみようかな。
野生動物なのに、そんな至近距離まで接近を許すとは、さすが
天然記念物、余裕の対応。(汗)
ダム周辺だと標高も高いイメージですが、さすが静岡だと山間部も
既に雪は無いんですね…!!
こちらも今週からは気温が上がるようですし、今年は少し早めに
タイヤ交換できるといいなぁ…。
そして、ここまでダムっぽさのないダムカレーも珍しい気が…。(爆)
by TS (2018-03-11 23:29)
滋賀の山間部で出会うニホンジカは獣害として猟師に鉄砲を向けられてしまうからか、10mも近づけないうちに逃げ出しますが、カモシカは人間が襲ってこないことを知ってるのでしょうかねえ。
やっぱりダムカレーというと、カレーソースがライスで堰き止められているのが普通ですよねー
by nozzy (2018-03-12 20:00)
水位を下げるのは梅雨前くらいだと思うので、単に降雨不足なだけかも(^^;
畑薙第一ダムまで何度かバイクで行ってますが、さすがにカモシカに遭遇したことは無いですね~
猿なら…
by よっすぃ〜と (2018-03-12 20:50)
白樺荘で鹿刺しを食ったのを思い出しました。
カモシカじゃないですよね?
by わたべ (2018-03-12 21:53)
>よっすぃ〜とさん
今年は降水量が少なかったんでしょうかね。
貯まった雪解け水を春に放水するダムはあるので、先に水位を減らしておくダムもあるのかなあなんて思ってました。
>わたべさん
白樺荘で食事ができると知ったのは、わたべさんのコメントを読んでからでした。
温泉に入ったときも、食事ができることに気がつきませんでした。
公式サイトを見ると、鹿刺しがメニューに載ってますね。
温泉施設で食べられるかもしれないと頭をよぎりましたが、アテが外れたときのことを考えて、できるだけ人家の多いあたりで食べておこうという結論に達しました。
やっぱ下調べは必要ですねえ。
by nozzy (2018-03-14 21:47)