ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。
レカロシートに交換 [ミラジーノ日記]
クルマいじりはまずシートから。
わたしの信条である。
クルマの挙動を感じ取り、運転操作に対するフィードバックとして次の動作につなげる。
ドライブを楽しむには一番大事な要素だと思う。
そんなわけで、引越と同時に買った中古で16万円のミラジーノに、1脚13万円のシートを2脚、奮発することにした。
購入したのは日本国内で売られているレカロのモデルでは一番安いエルゴメドというモデルだが、ロングセラーなフレームを使ったシンプルなモデルで、レカロシートの良さを実感するには一番いい製品だと思う。
座部には底面にゴム製の網のようなシートが仕込まれていてパッドは薄め。
ミラジーノのクッションパッドに比べると柔らかく尻を包み込むようにヘコんで、面圧を分散しながらも前後左右への尻のズレを抑えてくれる。
背もたれは鉄板のうえにウレタンフォームが乗せられていて、重量が重くなりがちになるデメリットはあるものの、しっかりと腰を支えてくれるので長時間の運転でも苦にならないのだ。
しかも身長175cmのわたしでも、155cmのヨメでも、なんだか背中にぴったりフィットする気がする、不思議な断面形状なのである。
シートを交換してさっそくヨメに運転させてみると「ぜんぜん違うクルマみたい」と感想を漏らす。
そう、そうなのだよ。
シート1つでぜんぜん違うクルマのようにドライブが楽しくなるのだよ。
ひとまず、ヨメの洗脳は成功したと言えようか。
さて、ここからはシート交換の工程をご紹介。
まずはベースフレームの組立。
レカロシートにはシート本体とは別売りのベースフレームがあり、これによって各車種に取り付けることができる。また、ベースフレームとセットで法規認証をとっているので、パチもんのベースフレームを使うと車検に通らないこともある。
ミラジーノ用は前後に伸びるメインフレームの間に梁を渡す、H型のベースフレームだ。
梁は片方につきM4ボタンボルトが2本で、合計4本で止められる。
使用工具は4mm六角棒レンチ。
続いて、スライドレールの組み立て。
といっても、左右のスライドレールにアジャスターレバーをはめ込むだけ。
スライドレールをシート本体に組み付ける。
シート本体には底面にネジ穴が6カ所あり、このネジ穴を使ってスライドレールを固定する。
車種によってはスライドレールとシートの間に挟むためのスペーサーが付属してくることがあるが、L650型ミラジーノではダイレクトに締結する。
左後の締結部は、スライドレール側に同じ大きさの穴が3つあり、どれを使うのか迷うが真ん中が正解。
前側ははボルト2本で固定する。
左後。
左前。
ベースフレームとスライドレールを組み付ける。
スライドレールには前後に3カ所ずつのボルト穴があり、ボルトを通す穴を選ぶことで3段階にシートの高さを調整できる。
一番低い位置に固定しようとすると、スライドレールのボルト穴が開けられてるステーの一部を削らなければベースフレーム側と干渉してしまう。
ひとまず中間位置で留めてみたけれど、着座位置が低くなりすぎた。
座面が低くなるとペダルが近づくからシートスライドを後ろに調整する傾向になるが、そうすると今度はハンドルが遠くなってしまった。
しばらく乗って様子をみてから、固定位置を一段上げて最上段で留め直した。
レカロシートの取り付け準備は整ったので、純正シートを取り外す。
後ろの取り付けボルトはプラスチックのカバーで覆われているので取り外す。
左後。
右後。
ボルトは12mmボックスレンチで取り外す。
左後。
右後。
左前。
右前。
シートを車体から担ぎ出す前に、シートの底面にあるシートベルトバックルのスイッチに繋がっているコネクタを外す。
車体から降ろしたシートからシートベルトバックルを外す。
締結部を覆うカバーは前方をシート横方向に引き剥がし、全体をシート後ろ方向にスライドさせて外す。
脱着を前提とした構造ではないから結構な力業になるし、あまり付けたり外したりを繰り返していると取り付けフックがバカになってしまいそう。
バックルスイッチのカプラをシートのフレーム構造から取り外す。
矢印形のフックなので、裏から指でつまんで引き抜く感じ。
純正シートからベルトバックルを外す工具は14mmレンチ。
外したバックルをレカロシートのスライドレールに取り付ける。
付属のボルトナットとスプリングワッシャを組み合わせて取り付ける。
必要な工具は、21mmレンチと17mmオープンエンドスパナ。
車体へシートを取り付ける際には、純正のボルトにレカロベースフレームに付属のワッシャをかませて使用する。
左前。
ボルト頭とベースフレームのクリアランスが小さく、うちにあるラチェットレンチでは入らなかった。
右前。
左後。
こちらはボルトがL字形のフレームの奥にいるので、メガネレンチではかけられない。
右後。
運転席の交換が完了。
純正がベージュ系の表皮なのに対し、今回買ったレカロシートは青みがかったグレー系。
まあ、違和感はないかな。
運転席と同じ手順(ただしバックルスイッチは無し)で、助手席も交換完了。
試運転には、和歌山の龍神温泉までひとっ走り。
写真は道中に立ち寄った合川ダム。
紀伊半島の山間部は谷の景色がダイナミックで素晴らしい。
わたしの信条である。
クルマの挙動を感じ取り、運転操作に対するフィードバックとして次の動作につなげる。
ドライブを楽しむには一番大事な要素だと思う。
そんなわけで、引越と同時に買った中古で16万円のミラジーノに、1脚13万円のシートを2脚、奮発することにした。
購入したのは日本国内で売られているレカロのモデルでは一番安いエルゴメドというモデルだが、ロングセラーなフレームを使ったシンプルなモデルで、レカロシートの良さを実感するには一番いい製品だと思う。
座部には底面にゴム製の網のようなシートが仕込まれていてパッドは薄め。
ミラジーノのクッションパッドに比べると柔らかく尻を包み込むようにヘコんで、面圧を分散しながらも前後左右への尻のズレを抑えてくれる。
背もたれは鉄板のうえにウレタンフォームが乗せられていて、重量が重くなりがちになるデメリットはあるものの、しっかりと腰を支えてくれるので長時間の運転でも苦にならないのだ。
しかも身長175cmのわたしでも、155cmのヨメでも、なんだか背中にぴったりフィットする気がする、不思議な断面形状なのである。
シートを交換してさっそくヨメに運転させてみると「ぜんぜん違うクルマみたい」と感想を漏らす。
そう、そうなのだよ。
シート1つでぜんぜん違うクルマのようにドライブが楽しくなるのだよ。
ひとまず、ヨメの洗脳は成功したと言えようか。
さて、ここからはシート交換の工程をご紹介。
まずはベースフレームの組立。
レカロシートにはシート本体とは別売りのベースフレームがあり、これによって各車種に取り付けることができる。また、ベースフレームとセットで法規認証をとっているので、パチもんのベースフレームを使うと車検に通らないこともある。
ミラジーノ用は前後に伸びるメインフレームの間に梁を渡す、H型のベースフレームだ。
梁は片方につきM4ボタンボルトが2本で、合計4本で止められる。
使用工具は4mm六角棒レンチ。
続いて、スライドレールの組み立て。
といっても、左右のスライドレールにアジャスターレバーをはめ込むだけ。
スライドレールをシート本体に組み付ける。
シート本体には底面にネジ穴が6カ所あり、このネジ穴を使ってスライドレールを固定する。
車種によってはスライドレールとシートの間に挟むためのスペーサーが付属してくることがあるが、L650型ミラジーノではダイレクトに締結する。
左後の締結部は、スライドレール側に同じ大きさの穴が3つあり、どれを使うのか迷うが真ん中が正解。
前側ははボルト2本で固定する。
左後。
左前。
ベースフレームとスライドレールを組み付ける。
スライドレールには前後に3カ所ずつのボルト穴があり、ボルトを通す穴を選ぶことで3段階にシートの高さを調整できる。
一番低い位置に固定しようとすると、スライドレールのボルト穴が開けられてるステーの一部を削らなければベースフレーム側と干渉してしまう。
ひとまず中間位置で留めてみたけれど、着座位置が低くなりすぎた。
座面が低くなるとペダルが近づくからシートスライドを後ろに調整する傾向になるが、そうすると今度はハンドルが遠くなってしまった。
しばらく乗って様子をみてから、固定位置を一段上げて最上段で留め直した。
レカロシートの取り付け準備は整ったので、純正シートを取り外す。
後ろの取り付けボルトはプラスチックのカバーで覆われているので取り外す。
左後。
右後。
ボルトは12mmボックスレンチで取り外す。
左後。
右後。
左前。
右前。
シートを車体から担ぎ出す前に、シートの底面にあるシートベルトバックルのスイッチに繋がっているコネクタを外す。
車体から降ろしたシートからシートベルトバックルを外す。
締結部を覆うカバーは前方をシート横方向に引き剥がし、全体をシート後ろ方向にスライドさせて外す。
脱着を前提とした構造ではないから結構な力業になるし、あまり付けたり外したりを繰り返していると取り付けフックがバカになってしまいそう。
バックルスイッチのカプラをシートのフレーム構造から取り外す。
矢印形のフックなので、裏から指でつまんで引き抜く感じ。
純正シートからベルトバックルを外す工具は14mmレンチ。
外したバックルをレカロシートのスライドレールに取り付ける。
付属のボルトナットとスプリングワッシャを組み合わせて取り付ける。
必要な工具は、21mmレンチと17mmオープンエンドスパナ。
車体へシートを取り付ける際には、純正のボルトにレカロベースフレームに付属のワッシャをかませて使用する。
左前。
ボルト頭とベースフレームのクリアランスが小さく、うちにあるラチェットレンチでは入らなかった。
右前。
左後。
こちらはボルトがL字形のフレームの奥にいるので、メガネレンチではかけられない。
右後。
運転席の交換が完了。
純正がベージュ系の表皮なのに対し、今回買ったレカロシートは青みがかったグレー系。
まあ、違和感はないかな。
運転席と同じ手順(ただしバックルスイッチは無し)で、助手席も交換完了。
試運転には、和歌山の龍神温泉までひとっ走り。
写真は道中に立ち寄った合川ダム。
紀伊半島の山間部は谷の景色がダイナミックで素晴らしい。
コメント 0