ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。
アルトターボRSに乗ってみた [アルトワークス日記]
この3連休に大売り出しのフェア開催という案内ハガキが、行きつけのスズキディーラーから届いたので箱ティッシュをもらいに行ってきた。
いや、もとい、つなぎのクルマによさげな出物はないかと物色しに行ってきた。
アルトのフロアメンバーが朽ちて走れなくなってしまったので、先日、大山へハイキングに行ったついでに実家からオヤジのクルマのマツダ・スピアーノを拝借して帰ってきた。
シートヒーターやらパワーウィンドウやら付いてて快適なのだが、NA660ccで4速オートマなんて走りゃしない。
高速道路の山間部でちょっとアップダウンがあると、100km/hキープしようと思ったらオーバードライブをオフにしてフルスロットルでどうにかしのげる程度。
当初はこのまま、5年先に計画しているC-X(次期輸送機)導入まで借りパクしちゃおうかとも思ったけれど、これではどうにも我慢できない。
アルトのフロアメンバー修復はもうあきらめた。
いや、5%ぐらいは心残りがあるけれど、もう充分乗り尽くしたと腹をくくった。
ともあれ、12月を目処にオヤジにクルマを返すとして、その後どうするか。
5年先の計画を前倒しするとか、しばらくジムニーで林道遊びするとか、いろいろ選択肢はあるのだけど、そのひとつはアルトワークスのような軽ターボ。
アルミホイールをはじめ、今のアルトのパーツを流用できるのが最大の利点。
程度のいいアルトワークスRS/Zをみつけてきて、うちのアルトに搭載されている、鍛造ピストンのエンジンやらクロスミッションを移植するのが究極の流用だけど、普段のアシにするクルマでそれをやるとウマに乗ってる期間が長くなって本末転倒である。
エクステリアデザインからいって、アルトラパンSSの5速MTがお手頃価格であったらいいな、なんて気持ちでスズキディーラーに赴いてみた。
で、話の流れで、ついうっかりアルトターボRSを試乗することになってしまった。
一言で言うと「思っていたより断然いい」。
高いボディ剛性と長いホイールベースのおかげで、うちのアルトがフルノーマルだったときよりギュンギュン走れる。
いや、今の状態と比べても遜色がないと言えるぐらいだ。
剛性感はシートに座ってドアを閉じる瞬間だけでも充分に感じることができる。
というか、うちのアルトのヨレヨレ感といったら、ドアを開けて半身を車内に潜り込ませただけで新型ターボRSがどれだけしゃきっとしてるかわかるぐらいだ。
回頭性の良さと足回りのしなやかさは、四駆でバネ下にアクスルハウジングを吊ってるうちのアルトと比べるべくもない。
R06A型エンジンの低速域の粘りもK6Aとは比べものにならないぐらいトルクフル。
うちのはクロスミッションが搭載されているというのに、5速50km/hで定速走行中にちょっと坂道にさしかかるとシフトダウンしたくなるのだけど、新型ターボRSはまったくその気が起こらない。
で、最大の懸念だったAGS。
自動的に変速してくれるマニュアルトランスミッションで、オートメイテッドMTなんて言われているタイプのトランスミッションは、いままでの経験からするとあまり乗りたくないメカニズムのひとつであった。
オペル・メリヴァでイタリア、トリノ市の渋滞を走ったら、2速でストールギリギリのエンジン回転がゴゴゴゴ…と変な振動を起こしてた。
社用車にあったスマート(フォーツー)で街を走れば、変速時の加速変動に後輪駆動と超ショートホイールベースが相乗効果を起こしてギッタンバッコンとピッチングが激しく、気持ち悪かった。
ひと昔もふた昔も前のAMTはシフトダウンするとギアチェンジが完了するまでの空走時間が長くて焦るし、ギアチェンジが完了した瞬間にギューンとエンブレがかかってつんのめったように覚えてる。
しかし、そのイヤな経験をスズキのAGSはあっさりとぬぐい去ってくれた。
マニュアルモードで、シフトアップのレバー操作の際にちょっとアクセルを抜いてやれば、MTで普通にクラッチ操作してシフトチェンジするのと同じような感覚で運転できる。
シフトダウンも、エンジンの回転を合わせてクラッチを繋いでくれるのでガツーンとエンブレがかかるヘマはしない。
さすがに、サーキットでタイムトライアルをやるみたいにガシガシとシフトチェンジすることはできないけど、ちょっとワインディングを気持ちよく走りたいっていうマニューバには応えてくれる。
渋滞でも普通のオートマと同じようにじわじわと前進することも問題なくこなしてくれて、楽もできるってのがいいね。
ドライブモード(自動変速モード)でアクセルを踏みっぱなしだと前触れなく加速が途切れて上半身が前のめりになってしまうのは慣れが必要だな。
変速する前にインジケータかなにかで知らせてくれると身構えられるかな。
どうせなら萌え系キャラボイスで「いっくよ〜」とか「ばよえ〜ん」なんて言ってくれたら楽しくなるのに。
そんなわけでアルトターボRS、べつにMTにこだわることはないなと考えを改めたのと同時に、最新の軽自動車はスゲーと、一昔前の軽自動車なんて目に入らなくなってしまった。
FFと四駆、どっちがいいかなあ。
雪道をぐいぐい進める四駆は心強い反面、リヤサスがうちのアルトと同じ、旧態依然としたリジッドアクスルなんだよなあ。
1年の3分の1が雪道の地域に住んでいたころは乾燥路でのコーナリングの気持ちよさを犠牲にしてでも四駆を選んだだろうけど、スキーにも行かなくなった今となってはFFに分があるか。
あとはうちのアルトで使ってる、13インチのアルミホイールが履けるといいなあ。
純正は15インチなのだけど、スタッドレスはインチダウンして、ハイトの高いタイヤで凍結路でのグリップを確保したいしね。
いずれにしても、結論は12月に発売されるといわれている、ある新型車を見てからからだな。
いや、もとい、つなぎのクルマによさげな出物はないかと物色しに行ってきた。
アルトのフロアメンバーが朽ちて走れなくなってしまったので、先日、大山へハイキングに行ったついでに実家からオヤジのクルマのマツダ・スピアーノを拝借して帰ってきた。
シートヒーターやらパワーウィンドウやら付いてて快適なのだが、NA660ccで4速オートマなんて走りゃしない。
高速道路の山間部でちょっとアップダウンがあると、100km/hキープしようと思ったらオーバードライブをオフにしてフルスロットルでどうにかしのげる程度。
当初はこのまま、5年先に計画しているC-X(次期輸送機)導入まで借りパクしちゃおうかとも思ったけれど、これではどうにも我慢できない。
アルトのフロアメンバー修復はもうあきらめた。
いや、5%ぐらいは心残りがあるけれど、もう充分乗り尽くしたと腹をくくった。
ともあれ、12月を目処にオヤジにクルマを返すとして、その後どうするか。
5年先の計画を前倒しするとか、しばらくジムニーで林道遊びするとか、いろいろ選択肢はあるのだけど、そのひとつはアルトワークスのような軽ターボ。
アルミホイールをはじめ、今のアルトのパーツを流用できるのが最大の利点。
程度のいいアルトワークスRS/Zをみつけてきて、うちのアルトに搭載されている、鍛造ピストンのエンジンやらクロスミッションを移植するのが究極の流用だけど、普段のアシにするクルマでそれをやるとウマに乗ってる期間が長くなって本末転倒である。
エクステリアデザインからいって、アルトラパンSSの5速MTがお手頃価格であったらいいな、なんて気持ちでスズキディーラーに赴いてみた。
で、話の流れで、ついうっかりアルトターボRSを試乗することになってしまった。
一言で言うと「思っていたより断然いい」。
高いボディ剛性と長いホイールベースのおかげで、うちのアルトがフルノーマルだったときよりギュンギュン走れる。
いや、今の状態と比べても遜色がないと言えるぐらいだ。
剛性感はシートに座ってドアを閉じる瞬間だけでも充分に感じることができる。
というか、うちのアルトのヨレヨレ感といったら、ドアを開けて半身を車内に潜り込ませただけで新型ターボRSがどれだけしゃきっとしてるかわかるぐらいだ。
回頭性の良さと足回りのしなやかさは、四駆でバネ下にアクスルハウジングを吊ってるうちのアルトと比べるべくもない。
R06A型エンジンの低速域の粘りもK6Aとは比べものにならないぐらいトルクフル。
うちのはクロスミッションが搭載されているというのに、5速50km/hで定速走行中にちょっと坂道にさしかかるとシフトダウンしたくなるのだけど、新型ターボRSはまったくその気が起こらない。
で、最大の懸念だったAGS。
自動的に変速してくれるマニュアルトランスミッションで、オートメイテッドMTなんて言われているタイプのトランスミッションは、いままでの経験からするとあまり乗りたくないメカニズムのひとつであった。
オペル・メリヴァでイタリア、トリノ市の渋滞を走ったら、2速でストールギリギリのエンジン回転がゴゴゴゴ…と変な振動を起こしてた。
社用車にあったスマート(フォーツー)で街を走れば、変速時の加速変動に後輪駆動と超ショートホイールベースが相乗効果を起こしてギッタンバッコンとピッチングが激しく、気持ち悪かった。
ひと昔もふた昔も前のAMTはシフトダウンするとギアチェンジが完了するまでの空走時間が長くて焦るし、ギアチェンジが完了した瞬間にギューンとエンブレがかかってつんのめったように覚えてる。
しかし、そのイヤな経験をスズキのAGSはあっさりとぬぐい去ってくれた。
マニュアルモードで、シフトアップのレバー操作の際にちょっとアクセルを抜いてやれば、MTで普通にクラッチ操作してシフトチェンジするのと同じような感覚で運転できる。
シフトダウンも、エンジンの回転を合わせてクラッチを繋いでくれるのでガツーンとエンブレがかかるヘマはしない。
さすがに、サーキットでタイムトライアルをやるみたいにガシガシとシフトチェンジすることはできないけど、ちょっとワインディングを気持ちよく走りたいっていうマニューバには応えてくれる。
渋滞でも普通のオートマと同じようにじわじわと前進することも問題なくこなしてくれて、楽もできるってのがいいね。
ドライブモード(自動変速モード)でアクセルを踏みっぱなしだと前触れなく加速が途切れて上半身が前のめりになってしまうのは慣れが必要だな。
変速する前にインジケータかなにかで知らせてくれると身構えられるかな。
どうせなら萌え系キャラボイスで「いっくよ〜」とか「ばよえ〜ん」なんて言ってくれたら楽しくなるのに。
そんなわけでアルトターボRS、べつにMTにこだわることはないなと考えを改めたのと同時に、最新の軽自動車はスゲーと、一昔前の軽自動車なんて目に入らなくなってしまった。
FFと四駆、どっちがいいかなあ。
雪道をぐいぐい進める四駆は心強い反面、リヤサスがうちのアルトと同じ、旧態依然としたリジッドアクスルなんだよなあ。
1年の3分の1が雪道の地域に住んでいたころは乾燥路でのコーナリングの気持ちよさを犠牲にしてでも四駆を選んだだろうけど、スキーにも行かなくなった今となってはFFに分があるか。
あとはうちのアルトで使ってる、13インチのアルミホイールが履けるといいなあ。
純正は15インチなのだけど、スタッドレスはインチダウンして、ハイトの高いタイヤで凍結路でのグリップを確保したいしね。
いずれにしても、結論は12月に発売されるといわれている、ある新型車を見てからからだな。
買い替えですか?
たしかに我が家も低グレードですがダイハツのムーブを買いましたが
広くてエアコンをONにしたままでも普通に流れに乗れちゃいます。
5MTはいまは貴重なので悩みどころ?
by 響 (2015-10-12 14:18)
カタログのアルトターボ、
以前のアルトワークスくんに比べると、
だいぶ厳ついお顔立ちなんですね~。
by あおたけ (2015-10-12 17:10)
>響さん
最新の軽自動車ならNAでもしっかりトルクが出てるかもしれませんね。
それにCVTならより効率的にエンジンの回転のおいしいところを使って走れそうですし。
MTを選べる車種はホントに限られてしまいますね。
MTは操ってる感が高いのがいいのですが…
>あおたけさん
メガネと呼ばれているフロントマスクですが、なんつーか「くわっ!」って感じの目つきですね。
ターボではない、普通のアルトもこの顔なのです。
「好きになるのに1秒もいらない」というキャッチコピーですが、好き嫌いは分かれそうですね。
by nozzy (2015-10-12 23:13)
アルトワークスですか。一言でいって速そうだ。
軽量を武器にワインディングで、スポーツカーを喰うってところですか。
by わたべ (2015-10-13 02:48)
軽いことは武器ですねえ。
RX-7ではできない異次元の走りをエリーゼならできますし。
あと、操ってる感は軽い方が高いですし。
by nozzy (2015-10-13 12:41)
FIATのMATもそうだけど、シングルクラッチのやつは変速時のトルク抜けによる前のめりが苦になるんですよね。
でも、そのトルクが抜けるのに合わせてアクセルをパッと離してすぐに踏み直すと気にならなくなりますよ。
機械に合わせてやるのが癪だったので、僕はMATを選びませんでしたが(^^;
by よっすぃ〜と (2015-10-17 22:27)
マニュアルモードで、自分でシフトチェンジするときはいいんですけど、自動変速モードだとシフトアップのタイミングを体で覚えないといけませんよねえ。
by nozzy (2015-10-18 21:33)