ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。
ヘッドライトユニット交換 [JAZZ日記]
10月にヘッドライトが点灯しなくなり電球ソケットを交換した原付のジャズ。
しかし、1ヶ月もしないうちにまたもや点灯しなくなってしまった。
分解してみてもこれまでのように電球の端子が焼けてしまっている様子はない。
点検後に組み立ててると点灯し、数日するとまた点灯しなくなる。
どうやらソケットがきちんとはまっていない様子。
これまでの修理の過程でムリな力でも加えてしまったのだろうか。
レンズユニットの、ソケットが組み込まれる部分をよーく観察してみると…
プラスチック製のレンズユニットが溶けて、金具が斜めになってしまっている。
金具のツメの部分には溶けて膨らんだプラスチックが邪魔をして、ソケットのツメが正しい位置に引っかからない形状になってしまっていた。
そのため、ソケットと電球の接点が接触不良を起こして点灯しなくなっていたようだ。
もしかしたら、前回の修理の際に接点が焼けていたのも、接触不良直前の状態がスパークを起こしていたのが原因かもしれないな。
金具部分をレンズ側から見るとご覧の通り。
金具の周囲が泡だったようになっている。
いつのころからか、ロービームでも光軸が上向き加減になっているように感じていたが、気のせいではなかったようだ。
金具の周囲が溶けたことで電球の位置がずれてしまって、光軸もずれてしまっていたのだ。
はじめはオーソドックスに、新品の純正部品を取り寄せて交換することを考えていた。
おそらく何年か経ったらまた同じ症状が出るに違いないが、そのときはそのときで、また交換すればいい。
だが、すでに補用品は打ち切られて、新品では手に入らなくなっていた。
中古品だと溶けてしまった個体が出回っている可能性があるので、もはや純正部品に交換する手はない。
それならばと、デイトナをはじめとするアフターパーツのの汎用品で置き換える方法を模索してみた。
汎用アフターパーツを使うときのリスクは、必ずしもブラケットを加工しないで取り付けられるとは限らない点。
場合によっては周囲の部品との干渉を避けるために、不格好な取付状態になる可能性もある。
ジャズにアフターパーツのヘッドライトを取り付けた写真を掲載しているブログやウェブサイトを探していたら、マグナ50の純正部品が流用できるという情報に行き着いた。
マグナ50はジャズの後継車種とも言える車種で、ジャズと共通のエンジンやフレームにファットボブ風の外装をまとったモデルである。
ヘッドライトのデザインは似ているけれど、チョッパースタイルのジャズに比べると少し大きい。
リフレクターもレンズもプラスチック製のジャズとは異なり、マグナ50ではスチールのリフレクターにガラスのレンズが採用されているとのことで熱で溶ける心配はない。
試してみる価値はある。
ネットオークションにも手頃な価格で出品されている。
中古品なのでピカピカな外観とまではいかないが、うまくいったら新品を取り寄せることもできそうだ。
入札競争する相手もなく落札して、さっそく取付にかかる。
ブラケットは共通ではなかった。
左の長い方がジャズ用で、右の短い方がマグナ用。
マグナ用のままでは車体側のブラケットと合わない。
しかし、ヘッドライトユニットへの固定部分はネジ径もピッチも同じなので、ブラケットを付け替えることができる。
また、マグナ用はワイヤハーネスが長いので、同じぐらいの長さに切っる必要がある。
ハーネス端子はギボシなので、切っても端子の入手に苦労はしない。
あとは電球を6Vに差し替えて、車体に付け替えるだけ。
ビフォー
アフター
ヘッドライトが大きくなって、チョッパースタイルが「フツーのバイク」の顔立ちになってしまった感じ。
しかし、1ヶ月もしないうちにまたもや点灯しなくなってしまった。
分解してみてもこれまでのように電球の端子が焼けてしまっている様子はない。
点検後に組み立ててると点灯し、数日するとまた点灯しなくなる。
どうやらソケットがきちんとはまっていない様子。
これまでの修理の過程でムリな力でも加えてしまったのだろうか。
レンズユニットの、ソケットが組み込まれる部分をよーく観察してみると…
プラスチック製のレンズユニットが溶けて、金具が斜めになってしまっている。
金具のツメの部分には溶けて膨らんだプラスチックが邪魔をして、ソケットのツメが正しい位置に引っかからない形状になってしまっていた。
そのため、ソケットと電球の接点が接触不良を起こして点灯しなくなっていたようだ。
もしかしたら、前回の修理の際に接点が焼けていたのも、接触不良直前の状態がスパークを起こしていたのが原因かもしれないな。
金具部分をレンズ側から見るとご覧の通り。
金具の周囲が泡だったようになっている。
いつのころからか、ロービームでも光軸が上向き加減になっているように感じていたが、気のせいではなかったようだ。
金具の周囲が溶けたことで電球の位置がずれてしまって、光軸もずれてしまっていたのだ。
はじめはオーソドックスに、新品の純正部品を取り寄せて交換することを考えていた。
おそらく何年か経ったらまた同じ症状が出るに違いないが、そのときはそのときで、また交換すればいい。
だが、すでに補用品は打ち切られて、新品では手に入らなくなっていた。
中古品だと溶けてしまった個体が出回っている可能性があるので、もはや純正部品に交換する手はない。
それならばと、デイトナをはじめとするアフターパーツのの汎用品で置き換える方法を模索してみた。
汎用アフターパーツを使うときのリスクは、必ずしもブラケットを加工しないで取り付けられるとは限らない点。
場合によっては周囲の部品との干渉を避けるために、不格好な取付状態になる可能性もある。
ジャズにアフターパーツのヘッドライトを取り付けた写真を掲載しているブログやウェブサイトを探していたら、マグナ50の純正部品が流用できるという情報に行き着いた。
マグナ50はジャズの後継車種とも言える車種で、ジャズと共通のエンジンやフレームにファットボブ風の外装をまとったモデルである。
ヘッドライトのデザインは似ているけれど、チョッパースタイルのジャズに比べると少し大きい。
リフレクターもレンズもプラスチック製のジャズとは異なり、マグナ50ではスチールのリフレクターにガラスのレンズが採用されているとのことで熱で溶ける心配はない。
試してみる価値はある。
ネットオークションにも手頃な価格で出品されている。
中古品なのでピカピカな外観とまではいかないが、うまくいったら新品を取り寄せることもできそうだ。
入札競争する相手もなく落札して、さっそく取付にかかる。
ブラケットは共通ではなかった。
左の長い方がジャズ用で、右の短い方がマグナ用。
マグナ用のままでは車体側のブラケットと合わない。
しかし、ヘッドライトユニットへの固定部分はネジ径もピッチも同じなので、ブラケットを付け替えることができる。
また、マグナ用はワイヤハーネスが長いので、同じぐらいの長さに切っる必要がある。
ハーネス端子はギボシなので、切っても端子の入手に苦労はしない。
あとは電球を6Vに差し替えて、車体に付け替えるだけ。
ビフォー
アフター
ヘッドライトが大きくなって、チョッパースタイルが「フツーのバイク」の顔立ちになってしまった感じ。
いろいろとお詳しいのですね(^-^)
自分で何でも出来ちゃうなんてスゴイです(^-^)
by kokoro (2014-01-13 18:47)
いやいや、とんでもない。
なんでもはできません。できることだけです。
仕事で機械の設計をやってるので、買える部品を使って修理するのはできるんです。
しかし雑な性格なので、削ったり磨いたりという根気のいる作業が苦手なんです。
by nozzy (2014-01-14 09:40)
無事に復活で良かった~
この方が良い感じですよ。
by たくや (2014-01-14 10:57)
金具のズレ方からすると、結構光軸もズレてたっぽいでしょうね。
明るめのバルブに換えてレンズが融けちゃったって例は見たことありますが、バルブの根元側が融けるとわ!?
by よっすぃ〜と (2014-01-14 11:57)
>たくやさん
すっかり見た目が変わると感覚がリフレッシュされるんでしょうけど、変化が微妙だと長く違和感が残りそうな感じです。
>よっすぃ〜とさん
ブラケットには標準的な取付角度を示す合わせマークがあるんですが、そこから3°ぐらい下に向けないと路面を照らしてくれませんでした。
リフレクターが溶ける事例はドゥカティSTシリーズの初期型にもあったそうですよ。
by nozzy (2014-01-14 12:49)
言われなければ、ヘッドライトが変わったことには気が付きません。
by FD (2014-01-14 15:58)
オーナーぐらいに毎日見ている人でないと気がつかない差ではありますね。
通勤途中で同じ車種に毎日すれ違うんですが、ヘッドライトが一回り大きく、ジャズのようでジャズじゃない外見で気になっていたのです。
自分のにマグナ50のを流用したら、いつもすれ違ってるそのジャズと同じになりました。
by nozzy (2014-01-15 12:44)
ヘッドライトの外径が少し変わっただけでも
ずいぶんイメージに違いが出るんですね。
こんなに違って見えるとは思ってません
でした。
by うえいぱうわ (2014-01-20 20:08)
バイクの“顔”ですしねえ。
クルマやバイクって、こういうふうに寸法的にはわずかな差が「売れるデザイン」と「売れないデザイン」を別けるのかもしれませんね。
ムルティストラーダは2013年モデルと2012年モデルとで外形は同じなんですが、中のポジションランプの意匠が違って、2013年モデルの方が男性的な印象を受けます。
by nozzy (2014-01-21 09:17)