SSブログ

ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。

バイク小屋が完成 [ガレージ日記]

4月はじめに強風で倒壊したテント式自転車小屋に代わり、イレクターパイプで自作してみたバイク小屋がやっと完成した。
IMGP4133.JPG
土台を作って枠をくみ上げ屋根を付け、本日、壁を付けるまで約3ヶ月かかった。
まだ、使い勝手を見ながら修正したり、補強したりという予定はあるが、ひとまずの完成とする。
できばえは、60点ぐらいかな。
想定した機能は果たす造りにはなったものの、細部の仕上がりがポンコツだ。

壁には「プラダン」と呼ばれる、プラスチック製の板材を使ってみた。
断面がダンボールのように中空になっていて、強度と重量のバランスがちょうど良さそうなのが、素材に選んだ理由だ。
車体を覆う屋根と壁を、ヒンジで丸ごと後方に回転させてバイクを出し入れする構造としたので、あまり重いと危険が伴う。
IMGP4134.JPG
こんな大がかりなアクションで開閉するのも理由がある。
簡易な構造で横風耐性を持たせるためには全高は低く抑えたい。
一方、天井が低いと屈んだ姿勢でバイクを押したり引いたりしなければならず、出し入れがおっくうになる。
扇のように展開するバイク収納テントが市販されているが、アレよりも安く、積雪に強いものを作ろうと思ったらこうなった。

先々、倉庫メーカーが販売しているバイクガレージを建てるつもりもあるので、当座のしのぎには十分かと思う。

中身は現在修理中だ。
先月、事故で転倒したためバイク屋に預けて2週間が経つ。
事故の状況は、信号のある交差点でわたしが直進の原付、相手が右折の軽四輪という事故だった。
信号が青に変わって先頭から2-3台目で、時速15-20km/hで交差点に進入した。
相手はわたしの先を行く車列の隙を突くように突然右折を開始した。
わたしは急ブレーキをかけて衝突は免れたものの、当時は雨が降っていたこともあり、後輪が横滑りして左に転倒してしまった。
被害状況はわたしがひざに打撲と擦り傷を負い、車体はクラッチレバーが曲がってフェンダーやメーターカバーに擦り傷ができた程度だった。

3日ほど前に保険会社から過失割合と修理費用の見積が来た。
保険会社の提案は15:85で、わたしが15%の過失割合ではどうか、ということだった。
なんでも、今回の事故は非接触事故なのだけど、判例では非接触事故より接触事故の方が直進二輪車の過失割合が低く見積もられるから、あえて接触事故の判例をベースに算定したということらしい。

ウソでしょw
接触を避ける判断と操作をした方が過失が大きいなんて理にかなってない。

お得感を漂わせて言いくるめようとする胡散臭さを感じるのは、わたしの被害妄想だろうか。
ともあれ、ベースにしたという判例を見せてくれと言ったら、「別冊 判例タイムズNo.16」という冊子の210ページをコピーして送ってきた。
そのページによると、直進二輪と右折四輪の事故とはあるが、接触したか否かについては言及されていない。

これが接触事故の場合の判例ですよと言われても、ハイそうですかとはならないのが普通の考えではなかろうか。

さらに、そのページには修正要素というのも明記されていて、右折車の直近右折という項目がある。
注釈によると、直進車が通常の速度で停止線を越えて交差点に入る付近まで来ている場合に右折を開始したときがこれに当たると書かれている。
まさに今回の事例はこれに相当するはずだ。
わたしが15-20km/hで交差点に進入した時点で、相手が右折を開始したからだ。
少なくとも、これで過失割合は5:95になるはずだ。

さらに、右折車に著しい前方不注視がある場合は直進車の過失割合が10%軽減される。
今回の事故ではわたしの前に左折車がいた。
左折車はすでに交差点の角を通過している段階で、相手は右折を開始した。
こんな状況で右折を開始するなんて「著しい前方不注視」以外のなにものでもないはずだ。

これらの修正要素を裏付ける内容は警察の事故調書にも書かれているから、ひょっとしたら0:10に持ち込めるのかも。

もちろん転倒したのはわたしが濡れた路面に対して油断していたことにも原因があるので、こちらにまったく落ち度がないとは主張するつもりはない。
しかし、「修正要素」があるならそれを適用して当然だろう。

書類が送られてきてから保険会社に電話してみたが、受付は平日の9時から17時まで。
わたしの仕事中しか受け付けてくれない。
仕方がないから週明けは、長めに休憩時間を取らせてもらって、保険会社に納得がいく説明を聞かせてもらうことにしよう。
nice!(2)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 2

コメント 3

FD

バイクに乗っていますと、相手に100%の責任があったとしても、痛い目に遭ったり
怪我をするのはバイクの方。
お互い気を付けたいものです。とんでもない四輪ドライバーがいますので。

by FD (2012-08-06 20:18) 

うえいぱうわ

何はともあれ、大事にいたらなくて良かったです。
保険屋さんとの交渉はこれからのようですけど、
納得が出来る落としどころが見つかると良いですね。

by うえいぱうわ (2012-08-07 10:45) 

nozzy

> FDさん
わたしの住んでいる地域では、軽自動車同士がすれ違うのがやっとの道幅を、60km/hぐらいで突進してくる対向車が多くて怖いです。
しかも車両感覚が狂っているのか、右側通行して向かってくるのですよ。
ホントにとんでもないドライバーばかりです。

> うえいぱうあさん
速度が出てない(出せない)状況だったこともあり、軽い被害で済みました。
交渉のほうは思惑にそぐわず、修正要素が適用されませんでした。
やや理不尽さも残りますが、納得せざるを得ません。
詳しくはまた、原付が修理から還ってきたら記事にさせていただく予定です。
by nozzy (2012-08-07 17:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。