ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。
尾瀬で紅葉狩り [エリーゼ日記]
もう3週間も前になるけれど、10月2日、日曜日に尾瀬ヶ原に草紅葉を見に行ってきた。
山の木々に比べると早く色づく金色の野を一度この目で見てみたくなり、晴れ間を狙って出かけてみた。
平坦な木道を淡々と歩いて20kmを6時間半、普段の山歩きよりもペースが速く、思いの外足がクタクタになって帰ってきた。
夜明け前に家を出て、群馬県の尾瀬戸倉温泉に到着したのは7:00ごろだった。
尾瀬を訪れるハイキング客のために大きな駐車場があり、ここから先はマイカー規制の県道をバスか乗合タクシーで登山口まで向かう。
どちらも料金は同じで戸倉の第1駐車場から鳩待峠までは930円。
チケットを係員に渡すと、バスの出発時刻が近い場合はバスに案内され、それ以外の時間帯は10人乗りハイエースの乗合タクシーに案内される。
わたしたちが乗ったところで乗合タクシーが満車となり、すぐに出発。
標高1510mの鳩待峠に向けて標高を上げていくと、徐々に色づいた木々が増えてくる。
7:50に鳩待峠に到着。
小雨がぱらつき雲はどんよりと厚い。
前日は雨だったが、この日は昼頃から回復するという天気予報に期待しての決行。
バス停から数十メートルほど歩いて、鳩待山荘前の登山口から出発だ。
登山道の入り口には人工芝マットが敷かれていて、靴に付着している可能性のある外来種の種子を落とすように言われた。
セイタカアワダチソウなんかが繁茂したら、尾瀬の在来種はあっという間に駆逐されてしまうだろうな。
今回の尾瀬ヶ原トレッキングは、標高1500mの峠から標高1400mへと下っていく。
終始、木道の上を歩くのだけど、雨で濡れた木道は滑りやすく、何度か転倒してしまった。
延々と下る階段は、帰りに登り返すのだと思うと気持ちが萎える。
登山口の途中にはいくつか熊避けの鐘が設置されている。
鉄のトンカチがぶら下がっていて、叩くとキーンと鋭い音が響く。
少し開けたところには白樺も生えてる。
滋賀県周辺では見られなかった山の風景である。
3km少々の下り道を歩くこと1時間、9:00ごろに山ノ鼻に到着。
テントがいくつか張られていた。
こんどはツレとテント泊をしに来るのもいいかもな。
山ノ鼻を過ぎるといよいよお待ちかねの尾瀬ヶ原。
山に囲まれた金色の野にぽつんとたたずむ白樺とか、ほかでは見られない景色だ。
願わくば、すかっと晴れて燧ヶ岳 や至仏山 が頭まで見えてくれたら最高なのだが…
標準コースタイムの1.2倍ぐらいのペースで、10:00ごろに中田代のあたりを通りかかる。
20代前半ぐらいの一行が沼の水面に何かを見つけたようで、なにやら騒がしい。
水面近くをひらひらと足を動かして泳いでいるのはゲンゴロウか。
マカロンみたいに2段重ねになって見えるのは、どうやら交尾中のご様子。
木道は湿原の中を流れる大小の川をいくつか渡って燧ヶ岳の方向に向かってすすむ。
橋から見下ろすと川魚の群れが見られた。
これはたぶんウグイかな。
ほかにもヤマメが泳いでいるのも見られたけれど、写真を撮ったらなんだかわからない画になってしまった。
ヤマメの塩焼き食べたいなあ。
こんなところで釣ったら怒られるのかな。
竜宮小屋も近づくころ、目にとまった灌木の赤い花はマユミたんの一種かな。
10:30分頃、竜宮小屋に到着。
ここらでお昼ごはんにして帰路に就くつもりだったが、予定よりも早く着いた。
ツレはおにぎりが食べたいというが、竜宮小屋の売店には置いてないし、もう少し足を伸ばして見晴の小屋まで歩くことにした。
竜宮小屋から林の中を歩くと、県境を越えて福島県に入る。
再び淡々と続く木道。
変わり映えのしない景色にだんだん飽きてくる(笑
11:00ごろ、檜枝岐小屋の軒先を借りてお昼ごはん。
お昼ごはんはチキンラーメンと、ツレのたっての希望により小屋で買ったおにぎりセット(900円)。
コッヘルで湯を沸かし…
真鶴岬を訪れた際に買ってきた地海苔をぶち込んでチキンラーメン完成。
山歩きでインスタントラーメンは定番だ。
塩分と水分と高カロリーが摂れるので、理にかなっているのである。
昼ごはんの後はヨッピ川に向かい、川沿いを歩く。
湿原の単調な景色と変わって、色づいたウチワカエデやヤマモミジがちらほら。
12:00ごろ、東電小屋に到着。
ここに来るまで知らなかったのだけど、尾瀬の一帯は東京電力の所有地なのだそうだ。
木道の整備をしているのも東電で、木道の板には東電のマークが刻印されている。
そんな木道を、下を向いて歩いていると、ところどころにエゾリンドウたんがぽつんとたたずんでいたりする。
尾瀬で最後に花を付けるエゾリンドウとは言え、10月になっても見られるとは思ってもみなかった。
お昼になってようやく燧ヶ岳の山頂が雲から現れた。
この景色が見たかったんだよねー。
福島県で一番高い山、いつかそのうち登に行かなければね。
12:30ごろ、ヨッピ橋を通過。
しっかりした吊り橋でぜんぜん揺れない。
帰る方向には至仏山も頭を見せてくれた。
ヨッピ橋を渡ってからは、再び湿原の単調な景色の中を歩く。
山ノ鼻から木道を登って鳩待峠に到着したのは14:30ごろだった。
休憩を除けば5時間ぐらい歩いたのかな。
自宅に着いたら右足の親指の筋がが痛んで、翌朝には腫れるほどになってしまった。
会社でびっこを引いて歩いていたら、同僚に「痛風か?」なんて言われてしまった。
たしかに痛風って親指の付け根が痛くなるって言うよなあ。
痛風にかかった経験はないけど、一目でわかるぐらい特徴のある歩き方になるのか…
さて次は、11月の連休に高千穂まで行って紅葉狩りとしゃれ込もうかな。
山の木々に比べると早く色づく金色の野を一度この目で見てみたくなり、晴れ間を狙って出かけてみた。
平坦な木道を淡々と歩いて20kmを6時間半、普段の山歩きよりもペースが速く、思いの外足がクタクタになって帰ってきた。
夜明け前に家を出て、群馬県の尾瀬戸倉温泉に到着したのは7:00ごろだった。
尾瀬を訪れるハイキング客のために大きな駐車場があり、ここから先はマイカー規制の県道をバスか乗合タクシーで登山口まで向かう。
どちらも料金は同じで戸倉の第1駐車場から鳩待峠までは930円。
チケットを係員に渡すと、バスの出発時刻が近い場合はバスに案内され、それ以外の時間帯は10人乗りハイエースの乗合タクシーに案内される。
わたしたちが乗ったところで乗合タクシーが満車となり、すぐに出発。
標高1510mの鳩待峠に向けて標高を上げていくと、徐々に色づいた木々が増えてくる。
7:50に鳩待峠に到着。
小雨がぱらつき雲はどんよりと厚い。
前日は雨だったが、この日は昼頃から回復するという天気予報に期待しての決行。
バス停から数十メートルほど歩いて、鳩待山荘前の登山口から出発だ。
登山道の入り口には人工芝マットが敷かれていて、靴に付着している可能性のある外来種の種子を落とすように言われた。
セイタカアワダチソウなんかが繁茂したら、尾瀬の在来種はあっという間に駆逐されてしまうだろうな。
今回の尾瀬ヶ原トレッキングは、標高1500mの峠から標高1400mへと下っていく。
終始、木道の上を歩くのだけど、雨で濡れた木道は滑りやすく、何度か転倒してしまった。
延々と下る階段は、帰りに登り返すのだと思うと気持ちが萎える。
登山口の途中にはいくつか熊避けの鐘が設置されている。
鉄のトンカチがぶら下がっていて、叩くとキーンと鋭い音が響く。
少し開けたところには白樺も生えてる。
滋賀県周辺では見られなかった山の風景である。
3km少々の下り道を歩くこと1時間、9:00ごろに山ノ鼻に到着。
テントがいくつか張られていた。
こんどはツレとテント泊をしに来るのもいいかもな。
山ノ鼻を過ぎるといよいよお待ちかねの尾瀬ヶ原。
山に囲まれた金色の野にぽつんとたたずむ白樺とか、ほかでは見られない景色だ。
願わくば、すかっと晴れて
標準コースタイムの1.2倍ぐらいのペースで、10:00ごろに中田代のあたりを通りかかる。
20代前半ぐらいの一行が沼の水面に何かを見つけたようで、なにやら騒がしい。
水面近くをひらひらと足を動かして泳いでいるのはゲンゴロウか。
マカロンみたいに2段重ねになって見えるのは、どうやら交尾中のご様子。
木道は湿原の中を流れる大小の川をいくつか渡って燧ヶ岳の方向に向かってすすむ。
橋から見下ろすと川魚の群れが見られた。
これはたぶんウグイかな。
ほかにもヤマメが泳いでいるのも見られたけれど、写真を撮ったらなんだかわからない画になってしまった。
ヤマメの塩焼き食べたいなあ。
こんなところで釣ったら怒られるのかな。
竜宮小屋も近づくころ、目にとまった灌木の赤い花はマユミたんの一種かな。
10:30分頃、竜宮小屋に到着。
ここらでお昼ごはんにして帰路に就くつもりだったが、予定よりも早く着いた。
ツレはおにぎりが食べたいというが、竜宮小屋の売店には置いてないし、もう少し足を伸ばして見晴の小屋まで歩くことにした。
竜宮小屋から林の中を歩くと、県境を越えて福島県に入る。
再び淡々と続く木道。
変わり映えのしない景色にだんだん飽きてくる(笑
11:00ごろ、檜枝岐小屋の軒先を借りてお昼ごはん。
お昼ごはんはチキンラーメンと、ツレのたっての希望により小屋で買ったおにぎりセット(900円)。
コッヘルで湯を沸かし…
真鶴岬を訪れた際に買ってきた地海苔をぶち込んでチキンラーメン完成。
山歩きでインスタントラーメンは定番だ。
塩分と水分と高カロリーが摂れるので、理にかなっているのである。
昼ごはんの後はヨッピ川に向かい、川沿いを歩く。
湿原の単調な景色と変わって、色づいたウチワカエデやヤマモミジがちらほら。
12:00ごろ、東電小屋に到着。
ここに来るまで知らなかったのだけど、尾瀬の一帯は東京電力の所有地なのだそうだ。
木道の整備をしているのも東電で、木道の板には東電のマークが刻印されている。
そんな木道を、下を向いて歩いていると、ところどころにエゾリンドウたんがぽつんとたたずんでいたりする。
尾瀬で最後に花を付けるエゾリンドウとは言え、10月になっても見られるとは思ってもみなかった。
お昼になってようやく燧ヶ岳の山頂が雲から現れた。
この景色が見たかったんだよねー。
福島県で一番高い山、いつかそのうち登に行かなければね。
12:30ごろ、ヨッピ橋を通過。
しっかりした吊り橋でぜんぜん揺れない。
帰る方向には至仏山も頭を見せてくれた。
ヨッピ橋を渡ってからは、再び湿原の単調な景色の中を歩く。
山ノ鼻から木道を登って鳩待峠に到着したのは14:30ごろだった。
休憩を除けば5時間ぐらい歩いたのかな。
自宅に着いたら右足の親指の筋がが痛んで、翌朝には腫れるほどになってしまった。
会社でびっこを引いて歩いていたら、同僚に「痛風か?」なんて言われてしまった。
たしかに痛風って親指の付け根が痛くなるって言うよなあ。
痛風にかかった経験はないけど、一目でわかるぐらい特徴のある歩き方になるのか…
さて次は、11月の連休に高千穂まで行って紅葉狩りとしゃれ込もうかな。
2016-10-23 23:32
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コメント(2)
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天気が良くはないようですが、崩れてもいないのは良かったですね。
ちなみに、私は、山のお昼はおにぎり派です。
by わたべ (2016-10-24 21:04)
日差しが強くなくて、涼しかったおかげか歩くペースが速くなりました。
おにぎりは湯を沸かしたりしないで済む分、現地では手軽なのがいいですね。
by nozzy (2016-10-26 12:57)