ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。
フロントタイヤ交換 [ムルティストラーダ日記]
今週末はムルティストラーダのフロントタイヤを交換した。
先週末の高松方面ツーリングを終えて総走行距離は7500kmとなり、フロントタイヤの一部でスリップサインが出始めた。
ここ1週間は猛暑も落ち着いて、夜は涼しくなったので、夜になってから作業を行った。
ムルティストラーダはセンタースタンドをかけると前後の重量バランスがちょうどよく、フロントは軽く持ち上げるだけで浮かせることができる。
念のためにエンジンクレーンでハンドルバーを吊ってみたが、フロントホイールを外したら、その分フロントが軽くなったおかげで自重でフロントが浮いて、クレーンで吊る意味はなかった。
フロントホイール取り外し手順は次の通り。
まず、左フロントのフォークボトム左側面にある大きなナットを取り外す。
工具は30mmレンチ。
次にフォークボトムに左右2本ずつあるキャップボルトを緩める。
工具は6mm六角棒レンチ。
左右のブレーキキャリパーを取り外す。
プライヤーでブレーキパッドを固定するピンを抜き、8mmの六角棒レンチでキャリパーをフォークボトムから取り外す。
ホイールスピンドルを車体右方向へ引き抜いて、フロントホイールを取り外す。
今回、ビードブレーカーを導入してみた。
CRMなどで、チューブタイヤを交換する際は足で踏んでビードを落としていたのだが、チューブレスタイヤ、それも70扁平や55扁平のムルティストラーダでは、きっと足で踏むぐらいでは落ちてくれないだろうと予想して、あらかじめ用意しておいた。
これはなかなか楽ちんだ。
レバーにぐぐっと体重をかけると、ぼこっとビードが落ちて気持ちいい。
あとはひたすら力仕事。
いくら涼しい夜とは言え、汗がぼたぼたと垂れる。
タイヤを組み替えたら取り外しの逆順でホイールを車体に取り付けて完了。
使用済みのタイヤの減り具合はこんな感じ。
中央からやや右寄りの部分が減りが早かった。
リヤタイヤはまだスリップサインが出ていないけど、溝の深さを比べると、やはり同様に中央からやや右よりが減りが早いようだ。
この領域を使うバンク角というと、半径100mや200mの高速カーブになるのかな。
あまりこういう右カーブを多く走ったという記憶はないけれどなあ…
新しいタイヤは同じ銘柄のピレリ・スコーピオントレイルをチョイスした。
本当はコンチネンタルのコンチトレイルアタック2を試してみたかったけど、まだ発売されたばかりだからかあまり安くなかった。
来週は皮むきついでにドゥカティ京都までひとっ走りしてこよう。
先週末の高松方面ツーリングを終えて総走行距離は7500kmとなり、フロントタイヤの一部でスリップサインが出始めた。
ここ1週間は猛暑も落ち着いて、夜は涼しくなったので、夜になってから作業を行った。
ムルティストラーダはセンタースタンドをかけると前後の重量バランスがちょうどよく、フロントは軽く持ち上げるだけで浮かせることができる。
念のためにエンジンクレーンでハンドルバーを吊ってみたが、フロントホイールを外したら、その分フロントが軽くなったおかげで自重でフロントが浮いて、クレーンで吊る意味はなかった。
フロントホイール取り外し手順は次の通り。
まず、左フロントのフォークボトム左側面にある大きなナットを取り外す。
工具は30mmレンチ。
次にフォークボトムに左右2本ずつあるキャップボルトを緩める。
工具は6mm六角棒レンチ。
左右のブレーキキャリパーを取り外す。
プライヤーでブレーキパッドを固定するピンを抜き、8mmの六角棒レンチでキャリパーをフォークボトムから取り外す。
ホイールスピンドルを車体右方向へ引き抜いて、フロントホイールを取り外す。
今回、ビードブレーカーを導入してみた。
CRMなどで、チューブタイヤを交換する際は足で踏んでビードを落としていたのだが、チューブレスタイヤ、それも70扁平や55扁平のムルティストラーダでは、きっと足で踏むぐらいでは落ちてくれないだろうと予想して、あらかじめ用意しておいた。
これはなかなか楽ちんだ。
レバーにぐぐっと体重をかけると、ぼこっとビードが落ちて気持ちいい。
あとはひたすら力仕事。
いくら涼しい夜とは言え、汗がぼたぼたと垂れる。
タイヤを組み替えたら取り外しの逆順でホイールを車体に取り付けて完了。
使用済みのタイヤの減り具合はこんな感じ。
中央からやや右寄りの部分が減りが早かった。
リヤタイヤはまだスリップサインが出ていないけど、溝の深さを比べると、やはり同様に中央からやや右よりが減りが早いようだ。
この領域を使うバンク角というと、半径100mや200mの高速カーブになるのかな。
あまりこういう右カーブを多く走ったという記憶はないけれどなあ…
新しいタイヤは同じ銘柄のピレリ・スコーピオントレイルをチョイスした。
本当はコンチネンタルのコンチトレイルアタック2を試してみたかったけど、まだ発売されたばかりだからかあまり安くなかった。
来週は皮むきついでにドゥカティ京都までひとっ走りしてこよう。
なんかイロイロ設備があって、羨ましいです。
用品店の店長曰く、フロントを吊るすのが、どんな作業の時にも最も安定して、安全。 だそうです。
by 1km-diver (2013-07-21 23:45)
たしかに吊った方が「倒れる」のリスクは減りますね。
しかし揺れるのでレンチの力が逃げやすいというのも事実です。
いちばんいいのは、地に足のついたリジッドな構造で支えて、吊る構造でサポートするのがいいんでしょうな。
by nozzy (2013-07-22 12:28)
なんと!!フロントアップ用のクレーンにビードブレーカー!!!
凄いですね・・・ 自分なんて無理やり車庫の上に紐かけて
釣り上げるという力技使ってますwww
ラジアルタイヤを自分で交換とは頭が下がります。
やはりビートアップは今流行の爆発ビートですかな??(笑)
そうそう、ちなみに右側が減るのは、道路は水が溜まらない様に、
カント・・・かまぼこ型に道路の真中が盛り上がってるので、
キープレフトで走ってると必然的に右側が高いので片減りします♪
特に高速道路はこの傾向が強いので余計に減るんですよ。
by harukichi (2013-07-23 22:47)
いやいや、フロントアップ用というわけではないんです。
4輪の整備でエンジンを着脱するために導入してあったのを、試しに使ってみただけです。
爆発ビードってたしか可燃性の物を塗って火を付けるんでしたっけ。
うちにはコンプレッサがあるのでビードアップは苦労しませんでした。
0.2MPaぐらい入れたらビードは上がりましたよ。
横断勾配は2.5%ぐらいだそうですが、これほどタイヤの減り方に顕れたのは初めての経験です。
これまで乗っていたバイクに比べると扁平率が低いタイヤを履いているから、僅かな横断勾配でも目に見えるほどセンターからずれた部分が接地するのでしょうかねえ。
by nozzy (2013-07-24 12:40)
お疲れさまです。
相応の工具があれば、タイヤの交換も自分で
出来てしまうんですね。お見事です。
by うえいぱうわ (2013-07-24 20:21)
チューブレスでラジアルなタイヤは初体験ですが、なんとかできました。
ビードがけっこう固くて、タイヤレバーの圧力でリムプロテクターが破れてしまいました。
by nozzy (2013-07-25 12:29)