ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。
富士山麓にオウム鳴く [エリーゼ日記]
修行するぞ 修行するぞ 修行するぞ
富士山麓のオウムはこんなふうに鳴いたとか
去る7月2日、富士山が山開きしてマイカー規制が入る前に、宝永山に登ってきた。
一ヶ月先には小学校時代のクラスメイトに誘われて、男女6人で富士登山に挑む。
それに向けて、下見がてら標高の高い空気に慣れるつもりで富士山の脇の噴火口、宝永山を訪れてみた。
欲を言えば雨が降ってくれていたら、本番での引き際を測る感覚をつかみつつ、下山中に雨に打たれてもへこたれない精神力を鍛える修行にでもなるかと思ったのだけど、日焼けで首がひりひりするくらいのドピーカンになってしまった。
エリーゼで富士宮登山口の五合目駐車場に到着したのは11:00ごろ。
下界は曇りときどき晴れで、ややもすると雨が降り出しそうな空だったが、五合目から上はすかっと青空。
雲海がまぶしーぃ!
ここから標準コースタイムで1時間半ほどの道のりを歩いて宝永火口の縁にあたる、宝永山山頂を目指す。
登り口は富士山頂へ向かう富士宮登山口と同じ。
荒涼として日差しを遮るものがない風景は、独りで黙々と登るにはあまりにもストイックすぎる。
30分ほどで6合目の日の出小屋に到着。
ここまでは楽勝楽勝。
かわいらしいコケモモたんを愛でつつ、のんびり歩く。
日の出小屋から15分ほどで宝永第一火口縁の分岐に到着。
火口の底を横切って,すり鉢状の内側斜面を直登する。
ここからがきつい。
足下はレンガを砕いたような軽石が敷き詰められて、歩くたびにカリンカリンと音を立てる。
軽石の砂利は深く、急勾配では30cm前方に足を踏み出しても、踏み込んだとたんにぐずぐずと崩れ、15cmは後退する。
ごうごうと風が吹きすさび、ときおり突風が小粒の石をあられのようにたたきつける。
空気が薄くてゼエゼエ言いながら、登っても登っても変わらない景色にだんだん心が折れてくる。
ようやく稜線が近づいてきたかと思うと、立っているのがやっとなほどの強風に見舞われた。
しかし追い風だったので、風に身を任せて小走りで斜面を駆け上がり、馬の背に到着したのは12:50ごろだった。
尾根に立つと風が強くて、気を抜けば体を持って行かれそうになる。
尾根の向こう側を見下ろすと、雲の間から河口湖が見えた。
ここから、宝永山山頂まで尾根伝いに歩く。
いつもならボーナスステージな尾根歩きも、強風のせいで恐怖心すら覚える。
トレッキングポールをぶら下げると、風になびいてご覧の通り。
道を外れれば急転直下の大斜面。
高所恐怖症でなくても足がすくむ思いだ。
13:20ごろ、ようやく山頂に到着。
振り向けば富士山。
見晴らしサイコー!
おやつを食べて、来た道を引き返すことにした。
帰りは楽勝。
深い砂利のおかげで膝に負担もなく、ざっくざっくと大股で走るように下る。
予定より30分遅く、14:00ごろに五合目登山口に戻ってくると、汗だかなんだかわからないが首の周りやほっぺたがちりちりとする。
フェイシャルペーパーで顔を拭いたらご覧の通り。
火山灰土の砂粒で顔が真っ黒になっていたようだ。
エリーゼで下界に降りるとどんより曇り空で、路肩の寒暖計は19℃を表示している。
高原の空気がきもちぃいねぃ。
ずいぶん遅くなってしまったけれど、ちょっと足を伸ばして道の駅「朝霧高原」で昼ごはんにした。
そして晩ごはん用におみやげ。
ふじやまビールのヘッフェバイツェンと…
ヨーグル豚のソーセージとハム、そしてスイカの醤油漬け。
ヨーグル豚うめー!
スイカの醤油漬けは冒険したつもりだったが、これもまた最高に美味い。
ビールよりも白飯に乗せて食ったら三杯は行けちゃうな。
はてさて、8月はいよいよ富士登山本番。
まあ、登頂できなくても小学校の同窓会だと思って気楽に行くか。
富士山麓のオウムはこんなふうに鳴いたとか
去る7月2日、富士山が山開きしてマイカー規制が入る前に、宝永山に登ってきた。
一ヶ月先には小学校時代のクラスメイトに誘われて、男女6人で富士登山に挑む。
それに向けて、下見がてら標高の高い空気に慣れるつもりで富士山の脇の噴火口、宝永山を訪れてみた。
欲を言えば雨が降ってくれていたら、本番での引き際を測る感覚をつかみつつ、下山中に雨に打たれてもへこたれない精神力を鍛える修行にでもなるかと思ったのだけど、日焼けで首がひりひりするくらいのドピーカンになってしまった。
エリーゼで富士宮登山口の五合目駐車場に到着したのは11:00ごろ。
下界は曇りときどき晴れで、ややもすると雨が降り出しそうな空だったが、五合目から上はすかっと青空。
雲海がまぶしーぃ!
ここから標準コースタイムで1時間半ほどの道のりを歩いて宝永火口の縁にあたる、宝永山山頂を目指す。
登り口は富士山頂へ向かう富士宮登山口と同じ。
荒涼として日差しを遮るものがない風景は、独りで黙々と登るにはあまりにもストイックすぎる。
30分ほどで6合目の日の出小屋に到着。
ここまでは楽勝楽勝。
かわいらしいコケモモたんを愛でつつ、のんびり歩く。
日の出小屋から15分ほどで宝永第一火口縁の分岐に到着。
火口の底を横切って,すり鉢状の内側斜面を直登する。
ここからがきつい。
足下はレンガを砕いたような軽石が敷き詰められて、歩くたびにカリンカリンと音を立てる。
軽石の砂利は深く、急勾配では30cm前方に足を踏み出しても、踏み込んだとたんにぐずぐずと崩れ、15cmは後退する。
ごうごうと風が吹きすさび、ときおり突風が小粒の石をあられのようにたたきつける。
空気が薄くてゼエゼエ言いながら、登っても登っても変わらない景色にだんだん心が折れてくる。
ようやく稜線が近づいてきたかと思うと、立っているのがやっとなほどの強風に見舞われた。
しかし追い風だったので、風に身を任せて小走りで斜面を駆け上がり、馬の背に到着したのは12:50ごろだった。
尾根に立つと風が強くて、気を抜けば体を持って行かれそうになる。
尾根の向こう側を見下ろすと、雲の間から河口湖が見えた。
ここから、宝永山山頂まで尾根伝いに歩く。
いつもならボーナスステージな尾根歩きも、強風のせいで恐怖心すら覚える。
トレッキングポールをぶら下げると、風になびいてご覧の通り。
道を外れれば急転直下の大斜面。
高所恐怖症でなくても足がすくむ思いだ。
13:20ごろ、ようやく山頂に到着。
振り向けば富士山。
見晴らしサイコー!
おやつを食べて、来た道を引き返すことにした。
帰りは楽勝。
深い砂利のおかげで膝に負担もなく、ざっくざっくと大股で走るように下る。
予定より30分遅く、14:00ごろに五合目登山口に戻ってくると、汗だかなんだかわからないが首の周りやほっぺたがちりちりとする。
フェイシャルペーパーで顔を拭いたらご覧の通り。
火山灰土の砂粒で顔が真っ黒になっていたようだ。
エリーゼで下界に降りるとどんより曇り空で、路肩の寒暖計は19℃を表示している。
高原の空気がきもちぃいねぃ。
ずいぶん遅くなってしまったけれど、ちょっと足を伸ばして道の駅「朝霧高原」で昼ごはんにした。
そして晩ごはん用におみやげ。
ふじやまビールのヘッフェバイツェンと…
ヨーグル豚のソーセージとハム、そしてスイカの醤油漬け。
ヨーグル豚うめー!
スイカの醤油漬けは冒険したつもりだったが、これもまた最高に美味い。
ビールよりも白飯に乗せて食ったら三杯は行けちゃうな。
はてさて、8月はいよいよ富士登山本番。
まあ、登頂できなくても小学校の同窓会だと思って気楽に行くか。
ふむ、富士山には、2人で行ったようだが、エリーゼに人間2人と荷物が乗るのだろうか?
さすが、富士山、5合目で雲海が見られるんですね。
by わたべ (2016-07-18 18:49)
2000m越えだと涼しいというより寒いくらいでしょうね(^^;
by よっすぃ〜と (2016-07-18 23:49)
>わたべさん
とりあえず、デイバッグぐらいなら二人分は大丈夫です。
ただ、トランクにはエンジンルームの熱が伝わってくるのでお土産の生ものは入れられないんですけどね。
>よっすぃ〜とさん
暑がりの私にはちょうどいいです。
長袖Tシャツ1枚で、汗だくにならずに快適に登れましたよ。
by nozzy (2016-07-19 00:49)
雲海から青空の富士山なんて
素晴らしいです。
砂滑りみたいに下るだけなら
やってみたいな。
by 響 (2016-07-19 20:27)
登りはリフトで楽ちんならいいんですけどねえ…
砂滑りの斜面は登るのがしんどいです。
by nozzy (2016-07-25 21:29)
宝永山の火口、これは雄大な眺めですね〜!
でっかいアリジゴクみたいで吸い込まれそう…。
雲間から望む河口湖もいい景色ですね!
見晴らしサイコー♪
それにしても富士山登頂とは、ハードな同窓会ですね(笑)
by あおたけ (2016-08-02 10:58)
歩みはまさに蟻地獄にのごとく、ずるずると火口の底に引き込まれるようでした。
先日はついに富士登頂を果たしたのですが、富士山よりもきつい道のりに感じました。
周りの山々を見渡す日本アルプスの絶景は好きですが、周りに山がない独立峰からの景色もまたいいものです。
by nozzy (2016-08-11 22:46)