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ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。

’80年の青春バイク? CB50S [JAZZ日記]

本日は同僚と酷道バイクツーリング。
同僚は原付で冒険の旅。
わたしはCRMで伴走した。

わたしもJAZZで伴走しようと思っていたけど、4速しかないJAZZのトップスピード55km/hが限界。
原付二種登録をした同僚のバイクは、排気量50ccのままにもかかわらず70km/h巡航もできる。
足を引っぱるのが目に見えていたし、悪路走破性も高いCRMで行くことにした。

同僚のバイクはホンダCB50S。
IMGP1523.JPG


CB50シリーズの最終モデルとして1980年にデビューした車体。
80年代前半といえば、シビックはスーパーシビックからワンダーシビックへ、レビン・トレノはTE71型からハチロクへとモデルチェンジした頃。
小学生のわたしが、ディーラーをめぐってカタログ収集をした時代よりも前だ。
その当時バイクなんて、今調べてみてもぜんぜんピンと来ない車種ばかり。

そんなわたしの目を通して見るCB50Sは、一見ただのオッサンバイク。
ビジネスバイクのCD50とかと思うぐらい。
しかし、プレスバックボーンフレームに追加されたダウンチューブと縦型シリンダーのエンジンで、CDとは別物であることに気が付かされる。

ツーリングを終えてCRMを秘密基地に収容し、JAZZで自宅に帰る道すがら、取り替えっこ試乗をさせてもらった。
ポジションは前傾姿勢がやや強いか。
CRMやJAZZに乗り慣れているわたしだから感じる違和感というのもあるけど、現代版のCB50ともいえるエイプはもっとアップライトなポジションだと記憶している。

クラッチレバーはストロークが長く、原付にしては少々重い。
もっとクラッチが重いCRMでツーリングを終えた左手には辛い。
アクセルを開けて走り出すと、びっくりするほど低速トルクがすかすかだ。
もっとも、エンジンが完調ではないらしく、マフラーからオイルの煙を吐いていた。
オイルが上がっている兆候だ。
タナ落ち気味のエンジンは圧縮が上がらないからトルクはガタ落ちになる。
それを差し引いてもパワーバンドが高回転に寄り過ぎている感触だ。
1速で十分に引っぱらないと、シフトアップした途端にスカッと空振りしたように加速が鈍る。
どうやら6000rpm以上をキープしないと滑らかに加速してくれないようだ。
5速8000rpmで、メーターは60km/hを指す。
12000rpmまで刻まれたタコメーターのレッドゾーンは11000rpmから始まる。
ダイレクト感はないけど、ここからアクセルを開けてもするすると加速する余力はありそうだ。

ほんの数十分の試乗で車体特性はなかなかつかみきれなかったけど、なかなか面白そうなバイクだった。
前傾が強いポジションと高回転エンジンは、初心者にはとっつきにくいけれど、当時の若いライダーにはサイコーのオモチャだったに違いない。
乗りにくいからこそ乗りこなす愉しさってものがあったんだろうなぁ。
今は乗りやすい大排気量のスクーターを乗りにくくして乗るのが流行っているみたいだけどね。
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hiro ykb

私もCB50Sを動体保存しています。1980年式だと思います。http://p.twipple.jp/mJFB3 85年頃就職が内定して卒業する学生からもらってほしいと託されたもの。
もらってすぐにXE75のピストンとシリンダ、サードパーティ製のハイカムと20Φキャブで軽くチューンしたままになっていました。去年あたりからすこしづつリニューアル中です。
by hiro ykb (2011-03-25 15:35) 

nozzy

コメントありがとうございます。
ついっぷるフォトのお写真、拝見しました。
シートカウルの蓋が壊れているそうですが、同僚のこの車体も壊れていました。
by nozzy (2011-03-26 21:08) 

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