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ここでの“ボンサイ”とは「盆栽」と「凡才」との二つの意味を含みます。盆栽のように、マシンをカスタマイズすること自体を楽しんでいる凡才人のブログです。

大分ツーリング [ムルティストラーダ日記]

もう1ヶ月以上も前のゴールデンウィークのハナシ。
ムルティストラーダで大分方面にツーリングに行ってきた。
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今回のメインは新日本三景の1つに数えられる耶馬溪である。
景色は秋の紅葉シーズンにいくのが良さそうだけど、きっと混むこと請け合いなのでGWを利用して行ってきた。

出発は5月1日の朝10時。
途中の浜松で天然ウナギのうな重を食いつつ、17時に六甲アイランドのフェリーターミナルに到着。
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浜松から京都まで雨に降られて想定していたより1時間ほど遅くなったが、まだ乗船手続きには余裕がある。
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手続きは18:00からだが、すでに30台近くが乗船待ちの列に並んでいた。
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19:00出港の便に乗り、翌6:20に大分に到着、そしてその日の夜に大分を発つという船中2泊の弾丸ツアーである。
出港して1時間ほどで明石海峡大橋をくぐる。
くぐる前までは赤色や青色にイルミネーションが変化していたが、ちょうど船が通過するころにレインボーカラーに変わっていた。
瀬戸内航路は何度か往復したけれど、初めての景色だな。

個室の「スタンダード」は快適でぐっすり眠れた。
翌朝は6:00に起きて準備万端調えていたが、オートバイは最後の下船するためしばらく待たされた。
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待ってるうちに二度寝しそうになったが、6:50に下船完了。

大分ICから中津ICまで東九州自動車道を北上して、高速を降りたあたりでコンビニに寄って朝ごはん。
そして8:50に耶馬溪橋に到着。
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ここまで順調に来たけど、いきなりお腹がゴロゴロピー。
来た道をちょっと戻って、再びコンビニに駆け込んだ。

一息ついたところで青洞門をくぐる。
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このトンネル、禅海和尚という坊さんが人力で30年かけて掘り進み、250年ほど前に完成したのだとか。

さて、耶馬溪。
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日本三景は松島、天橋立、宮島と、すべて海の景色だし、新日本三景も三保の松原は海と富士山、大沼は湖と北海道駒ヶ岳、といった感じで開けた景色のパターンだったが、ここはちょっと様子が違うな。
九州にはもっと良い景色があるはず…というのがわたし個人の感想。
大観峰から望む阿蘇のカルデラとか、やまなみハイウェイからの九重連山とか、ずっと好きな景色。
まだ行ったことはないけれど、桜島とか有明海越しの雲仙岳とか、きっと素晴らしいにちがいない。

ちょっと物足りない気持ちを引きずりながら、R212を南下。
途中で耶馬溪ダムに立ち寄ったりしながら、竹田へと向かう。
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R442の九重高原展望台に着いたのは11:00過ぎ。
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やっぱりこの景色だよねー。

12:00ちょうどぐらいに道の駅 竹田に着いたのでお昼ごはん。
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とり天カレーを注文した。
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そういや、前の晩にもフェリーのレストランでとり天食ったな。
過去2回のバイクツーリングでは、別府でとり天が食える店を探しても見つけられなかったのに、今回はとり天ばっかり食ってるわ。
唐揚げや鶏南蛮よりもあっさりしてて好き。
道の駅の片隅には、若い雌の野良にゃんこ。
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人慣れしていて、撫でればゴロンゴロンと甘えてくるが、カメラ目線はくれなかった。
ほかの客が連れてきたチワワがキャンキャンと騒いでいたので、そっちに注意が向いている。

道の駅 竹田をあとにして、稲葉ダムに立ち寄りつつ、山間部のくねくね快走ルートで阿蘇に向かう。
五月初旬とは言えさすがは九州、昼を過ぎると暑い。
13:00ごろに豊肥本線の「いこいの村」駅に到着。
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阿蘇駅から西は熊本地震で被災して不通だが、東は特急を含む1日5往復が運行している。
阿蘇駅のひとつ西にある内牧駅付近の踏切は、遮断機が撤去されていたりして、もはや廃線のような雰囲気を醸し出している。
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しかし内牧駅構内では復旧工事を行っていると思われる作業車がいて、来年、2020年内に復旧の見込みらしい。

R54を西に進むと、青看板には通行止めの表示が…
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看板の奥に見える山の斜面が地震で崩落し、そのふもとの線路と国道を押し流したのである。
当時の報道で何度も耳にした阿蘇大橋もこの現場だ。

今回はここから左折して、熊本県道298号で阿蘇中岳の山頂を目指す。
が、登るほどに渋滞が激しくなる。
5kmを進むのに30分もかかってしまった。
暑いし、もう帰ろうかなと何度もめげそうになったけれど、ナントカ我慢してロープウェイ乗り場まで到着。
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しかし噴火警戒レベルが「火口周辺規制」。
今回も火口を見ることができなかった。
阿蘇へは子供のころから数えて4回目だが、一度も火口を見たことがないのである。
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縁がないのか…

阿蘇から大分港への道中は、もう淡々と走るのみ。
途中でいくつかダムを巡る計画もあったけど、山奥で道に迷ってしまって時間的に余裕がなくなってしまった。
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17:30に大分港に到着し、本日終了。

最後は、出航前に船のレストランから見た由布岳のシルエット。
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今回は阿蘇山に寄らなきゃよかったかなーなんて心残りもあったが、まずまずの旅であった。

さて、つぎは7月、北海道一周ツアーに期待をかけよう。
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コメント 4

わたべ

往路復路に比べて、現地で過ごす時間が少ないんですね。
2泊3日ですか。
by わたべ (2019-06-19 18:16) 

nozzy

たしかに、もう1泊してもよかったかなーなんて思います。
by nozzy (2019-06-23 18:54) 

よっすぃ〜と

モクモクしてますね~
阿蘇は走りに行きたい場所の一つですが、5~6年前に台風で九州上陸作戦が頓挫した後、阿蘇の噴火があったり、地震で熊本城が壊れたりして、九州上陸作戦が保留にされたままになっています。
by よっすぃ〜と (2019-06-24 10:44) 

nozzy

わたしは大分から阿蘇周辺しかまわったことがないのですが、北海道の道東を思い出させる、いい景色です。
大分のやまなみハイウェイをメインにしたルートなら、震災の影響なくツーリングできますよ。
by nozzy (2019-06-26 21:17) 

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